令和5年 夏越大祓神事のご報告

日頃より、三谷八幡神社への崇敬を賜りまして、誠にありがとうございます。


全国的に梅雨明けもまだ発表されていませんが、既に連日厳しい暑さが続いております。


ほんの少し外に出るだけでも大量の汗をかき、体力の消耗が激しいので、皆様もそれぞれに体の声を大切に尊重しながら、健やかにお過ごしいただければ幸いです。


さて、今回の記事では、令和5年6月28日(水)に行われた「夏越大祓神事」の様子を、ご参加・ご参列の皆様へのお礼方々ご報告申し上げます。

当日は朝から良い天気に恵まれ、境内の緑も青々と美しく萌える中、多くの方が17時からの大祓神事を前に、形代を持って当社にお越しくださいました。


「夏越大祓」という祭典は、私たちの心身に降り積もった「罪穢れ」を神様の御力で綺麗に祓い清める意味がございます。


「罪穢れ」というものは、誰もが生きる中で重ねてしまう小さな罪の数々や、気持ちの迷いや曇りなどの精神的な氣枯れ(=穢れ)も多くございます。


この「大祓」は半年に一度の頻度でそれを心身から取り除くために行われるもので、今回は6月末ということで令和5年の上半期の終わりに際しての祭典でした。

当日は、平日の夕方でお忙しい中にもかかわらず、氏子総代会の皆様をはじめ、近隣にお住いの皆様に数多くお集まりいただき、厳かに神事を執り行うことができましたことを心より感謝申し上げます。


祭典を行う神職自身はもちろん、神様へのお供え物やお集まりの皆様の身心もお祓いしてから、宮司をはじめとする神職を中心に「大祓詞」を唱え、全員で茅の輪くぐりを行う境内の茅の輪も切麻(きりぬさ)で清めました。


皆様からあらかじめお預かりしておりました「形代(※名前と生年月日を書いて、罪穢れを移していただいた人形の紙)」も、神事の中で丁寧に祓い清めを行っております。

祭典の後半に行われた「茅の輪くぐり」神事では、神職の案内と「唱え詞」に合わせながら、老若男女を問わず、丁寧に茅の輪をくぐられている皆様の姿が心に残りました。


今年の茅の輪くぐりの列も、皆様のおかげで大変長く続いておりました。


この地域に暮らす人々が、子どもから大人まで一緒になって、日々の安寧と幸福に感謝の祈りを捧げる機会は、この時代特に得難い機会かと存じます。


お集まりの皆様の篤い信仰心と、神様の御神徳と御導きに、改めて職員一同心より感謝を感じたひとときでございました。

この三谷八幡神社がこれからも多くの人にとって、神様の存在を身近に感じ、心安らぐ場所として在り続けることができるよう、私たちも日々の祀りを丁寧に積み重ねてまいりたいと思います。


引き続き暑い日が続くと思いますが、熱中症に気をつけながら、神社へもご参拝いただければ幸いです。


皆様のご参拝を、心よりお待ちしております。


三谷八幡神社 社務所

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