三谷八幡神社の七五三詣【品川区武蔵小山】
日頃より、三谷八幡神社への崇敬を賜りまして、誠にありがとうございます。
長く厳しかった夏を乗り越えて暑さも少しずつ和らぎ、空の高さや雲の形、聞こえてくる虫の声などが、本格的な秋の訪れを予感させてくれます。
心地よい季節は短い間のことかもしれませんが、その移ろいを丁寧に感じながら、大切に過ごしたいものです。
さて、この季節、小さなお子様――特に、3歳・5歳・7歳を迎える年齢の子が身近にいらっしゃるご家庭では、少しずつ「七五三」のことを考え始める頃なのではないでしょうか。
三谷八幡神社でも、日頃から地域の氏神神社としてたくさんのご家族にご参拝いただいておりますが、七五三詣をはじめ本殿内にお上がりいただく御祈祷も随時ご予約を承っております。
今回は、日本の「七五三」という文化についてのお話と、三谷八幡神社における七五三詣の詳しいご案内をさせていただきます。
「七五三詣」とは?
七五三とは、3歳の御祝いは男女を問わず、5歳は男の子の、7歳は女の子の成長を祝うならわしのこと。
お子様がそれぞれ3歳・5歳・7歳を迎えた年に、晴れ着を着て日頃からお世話になっている神社(特にお住まいの土地を守ってくださる氏神様)へ家族で参拝します。
成長過程の大切な節目に神様へご奉告と感謝を伝え、今後もお見守りとご加護をいただけるようお祈りする、大切な意味が込められた日本文化のひとつです。
神社には「しめ縄(注連縄)」という、神聖な場所やものを示し、結界の役割を持つ縄がありますが、これは「七五三縄」と書いても「しめなわ」と読むことができます。
しめ縄はそもそも、紐などを「締め」るように、神様とのご縁を結び固めるという意味を持っていると言われています。
どんなにきつく結んだ紐の結び目も、生活するうち次第に緩んできてしまうように、私たちも生きる中で折に触れて、神様とのご縁をしっかりと結びなおす瞬間が必要です。
人生の節目となる「特別な日」にお子様の晴れ姿をご覧いただくことも、いつも「魂の親」のように私たちを見守ってくださる神様に対して、より想いを込めて礼節を尽くすことになるのではないでしょうか。
七五三詣を行う時期
七五三祝いの正式な日は11月15日とされていますが、現在は秋頃にお天気の具合やご家族の都合に合わせ、自由に日を選んでお詣りいただくようになっています。
なお、七五三詣を行う年齢も昔は数え年の3歳・5歳・7歳が一般的でしたが、現在は満年齢やご兄弟との兼ね合いなどを考えて、無理なくご参拝いただく場合が多いです。
ご家族で相談していただきながら、ご都合に応じてお詣りください。
御祈祷の詳細
【所要時間】
御祈祷の所要時間は、約15~20分ほどでございます。
当社の御祈祷は、お時間が重ならない限り基本的におひと家族ごとにご昇殿いただきますので、どうぞ気兼ねなくお過ごしください。
お子さまが主役の御祈祷ですので、ご家族のサポートをいただきながら、ご本人に玉串(たまぐし)拝礼をしていただきます。
※神職がお隣で参拝の作法をお伝えいたしますので、ご安心ください。
こういった体験も、きっと神様とお子様の心とを深く結ぶ、よいきっかけになるのではないでしょうか。
お子様も、着慣れないお着物を一生懸命着てお越しになられることと思いますので、ご無理のないようできる限り配慮いたします。
【お初穂料】
お初穂料は、5000円よりお気持ちでお納めください。
金額に応じてご祈祷後にお分かちする授与品が少しずつ異なります。
※上記のお写真は、七五三詣の授与品一例です。
なお、お初穂料は神様へお供えするものですので、できるだけ「のし袋」や封筒へ入れてお納めいただければ幸いです。
【ご予約とお願い事項】
七五三祈願のご予約や、何かご不明な点・お訊ねがありましたら、お気軽にお電話(0337822615)か社務所までお問い合わせください。
前後に別のご家族の御祈祷が続いている場合がございますので、お時間にはゆとりを持って、早過ぎず遅過ぎずにお運びいただければと思います。
(※万が一、お時間に遅れそうな場合やご都合が悪くなってしまった際には、神社までご一報ください)
御祈祷前後のお時間を使って、境内で写真撮影などを行っていただくことは可能です。
また、お子様の大切な記念となる晴れの日ですから、カメラマンの同伴がある場合はその旨もお気軽にお申し出ください。
(※御祈祷中は、祝詞奏上など一部で撮影をご遠慮いただく場面がございます)
「こどもみくじ」登場!
令和5年の秋から、三谷八幡神社にも通常のおみくじ以外に、小さなお子様向けの「こどもみくじ」を置かせていただいております。
お子様にもわかりやすい言葉で、神様との繋がりを感じることができるこのおみくじを通じて、ご家族で神社のひとときを楽しんでいただくことができればとご用意いたしました。
また、七五三詣の時期は、神社の境内を彩る色とりどりの落ち葉も美しい季節。
お子様と一緒に、境内の自然の姿も楽しんでいただきながら、笑顔でお過ごしいただければ幸いです。
結びに
私たち神社職員も、これまでに七五三詣を通じてたくさんのご家族とご縁をいただき、皆様が神様の前で嬉しそうにお祝いする微笑ましい様子を目の当たりにしてきました。
その姿を見ておりますと、七五三詣はお子様の健やかなご成長を祈る目的はもちろん、家族で神社に集うこと自体が、すでにひとつのご家庭の笑顔と幸福に繋がっているのではと感じます。
お子様にとっても、神社が親しみのある大切な場所になり、神様の存在を感じながら心健やかにこの先の人生を歩んでいけるよう、心を込めてご奉仕申し上げます。
皆様のご参拝を、心よりお待ちしております。
三谷八幡神社 社務所
0コメント