令和6年 夏越大祓神事のご案内

日頃より、三谷八幡神社への崇敬を賜りまして、誠にありがとうございます。


境内の緑はますます元気に葉を広げ、その濃淡が目に鮮やかな季節になってまいりました。


令和6年もあっという間に水無月(6月)を迎える頃となり、間もなく半年の節目が訪れようとしています。


さて、三谷八幡神社では、今年も6月28日(金)17時より、一年の上半期を締めくくる心身の祓い清め「夏越の大祓神事(なごしのおおはらえしんじ)」を予定しております。

神道に伝わる「夏越大祓」という祭典は、知らず知らずのうちに私たちの心身に降り積もった「罪穢れ」を、神様の御力で綺麗に祓い清めていただくもの。


「罪穢れ」とは、誰もが生きる中で重ねてしまう小さな罪の数々や、気持ちの迷いや曇りなどの精神的な氣枯れ(=穢れ)も多くございます。


そう考えますと「罪穢れ」が一切ないという人はまず居りませんから、祓い清めを大切にする神道ではこれを半年ごとの頻度で定期的に行いながら、誰もが謙虚な心で生きてゆく世の中を目指しているのです。

当社には例年、ご高齢の方から小さなお子様のいらっしゃるご家族連れなど、大変多くの皆様に「茅の輪くぐり」をはじめとする神事にご参列いただいております。


この日は、私たち職員一同にとっても、お越しいただいた皆様の篤い信仰と地域の繋がりのあたたかさを、肌で感じることのできるありがたい瞬間です。

宮司を先頭に皆様で行う「茅の輪くぐり神事」は、今年も6月28日(金)の当日に行いますが、境内の大きな茅の輪は、6月15日(土)に境内への設置作業を行う予定です。(同日の午後くらいにはくぐれるようになるかと思います)


ぜひ、それぞれご都合のよい時に神社へお越しいただきまして、令和6年上半期の罪穢れを祓い清めていただければ幸いです。



なお、「形代(かたしろ)」を使った祓い清めも、社務所にて随時承っております。


ご希望の方は、社頭に置いてあるものをお持ち帰りいただくか、社務所に声をかけて形代が入った申し込みの封筒をお受けください。(※中の紙の枚数が足りない場合も、社務所にお申し出ください)


申し込みの手順と、記入の見本は下記の通りです。

① 封筒の中から、人の形を模した紙「形代(かたしろ)」を取り出し、ひとり一枚ずつお名前と生年月日、年齢を記入する。
② 記入した紙で、ご自身のお身体をまんべんなく撫でていただく。(具合がよくない部分は、特に入念に撫でてください)
③ その形代に「自らの心身についてしまった悪いものを移す」ことを意識しながら、ゆっくりと息を3回吹きかける。
④ その後、形代をご家族分まとめて入っていた袋に入れ、封筒にも必要事項を記入して、初穂料(※お一家族、千円以上からのお志し)とともに社務所にて納める。
⑤ お預かりした形代は、来る6月28日の17時から、当社の境内で行われる「夏越大祓神事」において、神職がお祓いをさせていただきます。

形代をお初穂料とともにお持ちいただきますと、今年も御下がりとして「茅の輪守」をお分かちいたします。


この御守りは、ご自宅の出入り口などに下げていただくことで、その家に災厄などの悪いものが入らないよう守っていただくものです。


昨年分の茅の輪守も、今年の分の形代をお持ちいただければ、新しい茅の輪守と引き換えに神社でお預かりいたします。


半年または一年間、ご自宅で皆様のことを守ってくださった御守りですので、御神前にお礼をお伝えいただき、大切にお納めいただければ幸いです。

心と体、そしてそれを結ぶ魂の健全さは、日々の暮らしの質――ひいてはそれぞれの方の人生をも左右するほど大切なことです。


夏越の大祓だけに留まらず、日々神社を訪れて御神前に祈りを捧げる習慣は、私たちの心身を祓い清める手段のひとつとなります。

どんな時代であっても、どんな境遇に置かれても明るく生きてゆくことができますよう、まずはどなた様も半年の節目にご参拝いただければ幸いです。


神社の自然にも心癒されながら、御神前にて祈りのひとときをお過ごしください。


三谷八幡神社の職員一同、心よりお待ちしております。



三谷八幡神社 社務所

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