令和3年 11月のお知らせ

日頃より、三谷八幡神社への崇敬を賜りまして、誠にありがとうございます。


今年の秋は晴れの日が多く、七五三詣にはとても気持ちの良いお日和が続いている気がいたします。

三谷八幡神社も、日々晴れ着を身にまとった、たくさんの可愛らしいお子さまたちにご参拝いただいております。


ご家族の皆様の笑顔に囲まれながら、すくすくと成長した姿を神様にお見せすることができるのは、本当に素晴らしいことですね。


特に、この地域にお住まいの方にとっては、三谷八幡神社の神様は「氏神(うじがみ)様」と言って、私たちを見守ってくださる「親」のような存在。

それに対して、この地域に住んでいる人のことを、「氏子(うじこ)」と言います。


もちろん、三谷八幡神社に崇敬を寄せてくださる方にとっても、神様との関係は「親子」のようなものでございます。

初宮詣(お宮参り)では、生まれて間もない赤ちゃんが「氏子」の仲間入りをしたことを、神様にご奉告する意味が込められています。


神様と結ばれたご縁(御神縁)を授かって、子どもたちは地域の神様に見守られながら、健やかに育ってゆくことでしょう。


そして七五三詣も、お祝いの意味はもちろんのこと、三歳・五歳・七歳の節目に改めて御神縁を結び直し、引き締め、正してゆくことが大切にされています。


例えば、着物(神職にとっては袴)の帯も、ずっと着ていれば次第に緩んできてしまうもの。

私たちの気持ちや想いも、同じことが言えるのではないでしょうか。

つまり、七・五・三の節目とは、着物の帯を結び直すように「神様との絆を固く強くするタイミング」という意味も込められているのです。


七五三詣の折には、ぜひそんなことも思い出していただきながら……。

これまでの日々への感謝と、これからの健やかなる成長を、神様にお祈りいただければ幸いです。



さて、先だっての11月7日(日)には、荏原四丁目のお神輿を出して、神輿庫と併せてお祓いをいたしました。


ここ数年はコロナ禍により、残念ながら9月の例大祭における神輿渡御は、中止が続いております。

久しぶりに日の光を浴びたお神輿は、お祓いを終えてキラキラと輝いて見えました。


地域の皆様も、再び賑やかなお祭りが行われる日を、心待ちにしてくださっていることと思います。

いつか再び、このお神輿も神様の御霊を乗せて、たくさんの人に担がれながら街を練り歩くことができるよう願うばかりです。



三谷八幡神社の境内にある木々も次々と紅葉し、落ちる葉のひとひらも、美しい色を見せてくれています。

お詣りにいらしてくださった方の中には、見つけた方もいらっしゃるでしょうか……?

実は、毎朝ご厚意で神社の清掃を行ってくださる氏子総代様たちにより、ご参拝の皆様が喜んでくださるようにと、境内には落ち葉アートが生まれております。


心のこもった素敵な芸術作品ですから、目にした方は、きっと笑顔になってくださることと思います。

たくさんの方の真心とやさしさが、この場所で交わされてゆくのを、神様もきっと喜んでくださっていることでしょう。


ご参拝の折には、神社で素敵な発見や出会いがありますことを、心より願っております。


三谷八幡神社 社務所

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