令和5年 稲荷神社大祭のご報告

日頃より、三谷八幡神社への崇敬を賜りまして、誠にありがとうございます。


3月に入ってから、一気に暖かい日が増えてまいりました。


暖かくなってまいりますと、ご参拝の後に神社の境内でゆっくりと過ごされる方も、多くなってくるように思います。


ベンチに座って休憩される方、樹木や草花をゆっくりと眺める方……過ごし方はさまざまですが、それぞれに春の訪れを楽しんでいらっしゃるのではないでしょうか。

さて、今回は令和5年3月1日に行われた、稲荷神社大祭についてのご報告を申し上げます。


当社には、御本殿に向かって左の奥に、赤い鳥居と幟(のぼり)が鮮やかな「稲荷神社」がございます。


御本殿へはもちろんのこと、こちらの摂社にも日頃より多くの方にご参拝いただき、皆様が崇敬を寄せてくださっていることに、心より感謝申し上げます。

この稲荷神社は、京都の伏見稲荷大社より御分霊をお迎えしております。


例年、新旧の初午の日にそれぞれ、年二回の祭典(新暦の初午の日には「初午祭」、旧暦の初午の日には「例大祭」)を斎行しています。


「お稲荷様」と呼ばれて親しまれている「宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)」をはじめ、その他にも「稲荷五社大明神」と称え奉る、私たちの暮らしを見守り導いてくださるさまざまな神様がお祀りされています。

稲荷神社での祭典は屋外での斎行となるため、今年も晴れた空の下でお祭りができましたことは、とても心地よくありがたいことでした。


この日も、氏子総代会や崇敬者の皆様など多くの方にご参列を賜り、全員で祈りのひとときを過ごすことができました。

稲荷神社大祭では、氏子地域の武蔵小山商店街をはじめ、地元で商いを営む氏子さんも多く、ご参列いただいたすべての方に玉串拝礼をしていただきました。


玉串を奉りご祈念いただくことは、御神前において、より丁寧な拝礼作法でございますので、きっと神様やご眷属も祈りをお受けいただいていると信じます。

平日にもかかわらず、稲荷社大祭にご参列くださった皆様に、改めまして心より御礼申し上げます。



神職には、日頃から御神前に祈りを届けるお役目がございますが、やはりそれと並んで大切なことは、三谷八幡神社に崇敬を寄せてくださる皆様からの祈りでございます。


御成敗式目(貞永式目)の中に『神は人の敬によりて威を増し、人は神の徳によりて運を添う』という言葉がありますように、神様のお力(御神威)は、人々が寄せる感謝や信仰心(祈りの力)で増してゆくと言われています。

宮司をはじめとする神職らが至誠を尽くし、「祭祀の厳修」や「神社境内の清掃・整備」を行うことはもちろんですが、多くの方がご参拝くださることにより、神様にとってこの三谷八幡神社がさらに心地よく、お力が発揮できる場所となるに違いありません。


神社では年間を通じて多くの祭典行事を行っておりますが、その一つひとつを、今後も大切にご奉仕してまいりたいと思います。


皆様のご参拝を、心よりお待ちしております。



三谷八幡神社 社務所



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