福禄寿・大黒天の修復完了および祠造営と鎮座奉祝祭のご報告
日頃より、三谷八幡神社への崇敬を賜りまして、誠にありがとうございます。
まだ肌寒い空気を残す日もあれば、夏の気配を思わせるような暑さの日もある――そんなこの頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
三谷八幡神社には、今年も5月5日の端午の節句(こどもの日)を前に、未来を担う「宝物」である子どもたちが心も体も健やかにすくすくと育ちますよう祈りを込めて、空高くこいのぼりを揚げております。
お近くにお住まいの方はもちろん、どなたさまもお気軽にご参拝いただき、立派なこいのぼりが空を泳ぐ姿を見上げていただければと思います。
さて今回は、かねてよりご奉賛をお願いしておりました福禄寿様の修復と、福禄寿様・大黒天(大国主命)様をお祀りする祠の造営、および遷座・鎮座祭がすべて完了しましたことのご報告と御礼を申し上げます。
三谷八幡神社の摂社・稲荷神社のさらに左奥には、以前より当社の授与所前にいらっしゃった福禄寿様と大黒天様の像をお遷しし、吉方位にてお祀りしておりました。
しかし、福禄寿様については手足が(杖や巻物も含め)欠けてしまっていたお姿で、大黒天様も同じく雨風にさらされたままの状態でありましたため、このままではあまりに忍びなく、修復と新たな祠の造営に向け御奉納をお願いさせていただいた次第です。
大黒天様は当社の職員が大切に磨き上げて白くきれいなお姿となり、福禄寿様も依頼しておりました手足などの修復が無事に完了し、神社に戻ってまいりました。
福禄寿様の主な修復箇所は、お頭とお背中のひび割れと、右のお手と杖の復元、左のお手と経巻(きょうかん)の復元、おみ足の淺沓(あさくつ)の復元でした。
とても丁寧に修復をしていただき、磨き上げられました二柱の神様のお姿は、以前にも増してやわらかな表情をしているようにも感じられます。
稲荷神社の左奥に福禄寿様と大黒天様がお遷りになる祠も完成し、おかげさまで令和5年4月16日に、祠の清祓いと遷座並び鎮座祭をつつがなく斎行申し上げました。
祠はやわらかな緑色の屋根で、足元には新しいお社へと続く白い砂利が敷き詰められ、皆様に気持ちよく二柱の神様をお詣りいただけることと存じます。
福禄寿様も大黒天様も、七福神の中のひとりとして数えられる、霊験あらたかな神様でございます。
二柱の神様は、開運招福・財運福徳・人望福徳・出世開運・健康長寿・商売繁盛・五穀豊穣・良縁結び・子孫繁栄など――実に多くの御神徳を授けてくださる神様です。
このたび、皆様よりいただきましたあたたかなるご奉賛に対して深く御礼を申し上げるとともに、皆様のさらなるご健勝とご隆昌を、心より祈念申し上げます。
なお、重ねてのご報告となりますが、新しく設営された祠の右隣には、かねてより「子育て稲荷」をお祀りしております。
どうぞ、三谷八幡神社にお詣りいただいた際には、御本殿と稲荷神社のほか、こちらの二つのお社にもご参拝ください。
そして引き続き、今回の修復・造営に対するご寄進とご協賛を賜れます方におかれましては、社務所にお申し出いただければ幸いです。
これからも、少しずつではございますが、お祀りされております神様のためはもちろん、お詣りしてくださる皆様のためにも、より多くの篤い信仰が集まる場所となりますよう三谷八幡神社を整えてまいりたいと思います。
さて、来たる令和5年5月7日(日)には、11時より春祭を斎行する予定となっております。
祭典は氏子総代会の方にご昇殿いただくことになっておりますが、お席に空きがあれば一般の方でもご参列いただくことができます。
もちろん、お天気がよろしければ、外から祭典の様子をご覧いただくことができるかもしれません。
春祭とは、今年一年の、作物を含めたあらゆる物事の「実り」を祈るお祭りです。
どなたさまも、この大切な日に、ぜひご参拝ください。
三谷八幡神社 社務所
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