令和5年 春祭のご報告と夏越大祓神事のご案内

日頃より、三谷八幡神社への崇敬を賜りまして、誠にありがとうございます。


気がつけば、あっという間に水無月(6月)に入り、令和5年も間もなく半年の節目が訪れようとしています。


先月の5月7日(土)には、三谷八幡神社でも「春祭」の神事を斎行いたしました。


春祭というのは、今年の農作業の仕事始め(田植えなど)を前に、神様からの恩恵を受けて作物がよく育ち、豊かな実りを授かることができるようお祈りするお祭りです。


今年は、巫女による「浦安舞」を御神前に奉納し、神様の御心を和ませる華やかな舞とともに、神職が春の祈りをお届けしました。

今でこそ、食べ物が豊富な日本の国ではありますが、このような世の中が、当たり前にずっと続くという保証はありません。


食に困らない暮らしができることは、人間が心身ともに健やかに生きていくために、決して欠かせない条件のひとつです。


日頃から食べ物を粗末することなく、自然からの恵みに心から感謝して、日々の食事をいただくことを心掛けてまいりましょう。


さて、令和5年も上半期最後のひと月です。


三谷八幡神社では、今年も6月28日(水)17時より、一年の上半期を締めくくる心身の祓い清め「夏越の大祓神事」を予定しております。


昨年(令和4年)の夏越の大祓にも、「茅の輪くぐり」をはじめとする神事に、大変多くの方がご参列くださいました。


神様へのご参拝とともに、お集まりいただいた皆様で茅の輪をくぐっていただき、おかげさまで大変厳かな神事を行うことができました。


お越しいただいた皆様の篤い信仰と地域の繋がりのあたたかさを、肌で感じたことを覚えております。

宮司を先頭に皆様で行う「茅の輪くぐり神事」は、今年も6月28日(水)の当日に行いますが、境内の大きな茅の輪は、6月17日(土)に境内への設置作業を行いました。


ぜひ、ご都合のよい時に神社へお越しいただきまして、令和5年上半期の罪穢れを祓い清めていただければ幸いです。


なお、「形代(かたしろ)」を使った祓い清めも、社務所にて随時承っております。


ご希望の方は、社頭に置いてあるものをお持ち帰りいただくか、社務所に声をかけて形代が入った申し込みの封筒をお受けください。(※中の紙の枚数が足りない場合も、社務所にお申し出ください)


申し込みの手順と、記入の見本は下記の通りです。

① 封筒の中から、人の形を模した紙「形代(かたしろ)」を取り出し、ひとり一枚ずつお名前と生年月日、年齢を記入する。
② 記入した紙で、ご自身のお身体をまんべんなく撫でていただく。(具合がよくない部分は、特に入念に撫でてください)
③ その形代に「自らの心身についてしまった悪いものを移す」ことを意識しながら、ゆっくりと息を3回吹きかける。
④ その後、形代をご家族分まとめて入っていた袋に入れ、封筒にも必要事項を記入して、初穂料(※お一家族、千円以上からのお志し)とともに社務所にて納める。
⑤ お預かりした形代は、来る6月28日の17時から、当社の境内で行われる「夏越大祓神事」において、神職がお祓いをさせていただきます。

形代をお初穂料とともにお持ちいただきますと、今年も御下がりとして「茅の輪守」をお分かちいたします。


この御守りは、ご自宅の出入り口などに下げていただくことで、その家に災厄などの悪いものが入らないよう守っていただくものです。


昨年分の茅の輪守も、今年の分の形代をお持ちいただければ、新しい茅の輪守と引き換えに神社でお預かりいたします。


半年、または一年間、ご自宅で皆様のことを御守りくださった御守りですので、御神前にお礼をお伝えいただき、大切にお納めいただければ幸いです。

心と体、そしてそれを結ぶ魂の健全さは、日々の暮らしの質――ひいては人生を左右するものです。


神社を訪れ、御神前に祈りを捧げる習慣は、心身の祓い清めを行う方法のひとつ。


どんな時代であっても、明るく希望を持って生きることができるよう、まずはどなた様も半年の節目にご参拝いただければと思います。


三谷八幡神社の職員一同、心よりお待ちしております。



三谷八幡神社 社務所

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