令和7年 新嘗祭のご報告と年末年始のお知らせ
日頃より、三谷八幡神社への崇敬を賜りまして、誠にありがとうございます。
令和7年も残りあとわずか、今年の締めくくりを前に、忙しく奔走されている方も多いことでしょう。
葉の色が美しく染まり始める秋頃からは、どちらの神社も七五三詣や初宮詣など、年末にかけて御祈願が増える季節でございます。
また、11月23日には、三谷八幡神社においても「新嘗祭(にいなめさい)」が行われ、氏子総代会の皆様や崇敬者の方々とともに、秋の実りに感謝する祭典を祝うことができました。
こちらの記事では、令和7年の新嘗祭のご報告とともに、来たる年末年始の予定につきましてお知らせ申し上げます。
新嘗祭のご報告
本年の新嘗祭も心地よい晴れの陽気に恵まれ、おかげさまで多数のご参列を賜りましたこと、心より御礼申し上げます。
私たちが日々口にしている美味しい食べ物は、もともとすべて神様(自然)からの授かりものでございます。
この「新嘗祭」という祭典は、今年の食の恵みを神様にお供えし、それらに対する感謝の気持ちを、神様に届けるというもの。
お祭りの意味をきちんと知っていただければ、きっと食べるものの一つひとつを、丁寧に味わって口にするきっかけとなるのではないでしょうか。
大神様にお供えした新米などの食の恵みは、祭典後に、お集まりいただいた皆様にお分かちいたしました。
これは「神人共食」という儀式のひとつで、神様がお召し上がりになった食べ物の御下がり(御撤下)を私たちも口にすることで、御神氣を授かることができると言われております。
そして食べ物をいただく際には、根源となった自然の恵みはもちろん、その恵みを生み育て届けてくれた人たちや料理を作ってくれた人たちなどに対する敬意も、そっと思い出していただければ幸いです。
年末年始の予定
続いて、三谷八幡神社の年末年始の予定について、下記の通りご案内申し上げます。
【令和7年(2025年)】
➤12月28日(日)午後5時 師走(年越)の大祓
➤12月31日(水)午後10時 古神札焼納祭
➤12月31日(水)午後11時 除夜祭
【令和8年(2026年)】
➤1月1日(木)午前11時 歳旦祭
➤1月15日(木)午後2時 門松どんと焼祭
年末から年始にかけては、三谷八幡神社でも多くの神事を執り行います。
令和7年も、神様にあたたかく見守っていただきながら過ごせたことに感謝しつつ、皆様が新たな令和8年の年も清々しい心で迎えることができますよう、心よりお祈り申し上げます。
古札納所について
以下は、毎年恒例のお願いとなりますが、ご確認いただけますと幸いです。
古神符(御札や御守りなど)のお納めは、境内に御焚き上げ受付テントが設置される、令和7年12月末頃~令和8年1月14日までの期間に神社へご持参ください。
年末までにお納めいただいた御札・御守りなどは、12月31日(水)午後10時からの「古神札焼納祭」にてお焚き上げをいたします。
それ以降より令和8年1月14日(水)までにお納めいただいたものは、翌日1月15日(木)午後2時からの「門松どんと焼祭」にてお焚き上げの予定です。
古札納所 注意事項【厳守】
➤包装は、必ずお持ち帰りください。
※紙袋・ビニール袋・包装紙・新聞紙・封筒などは、お焚き上げの際に風で舞い上がり、近隣に大変ご迷惑をお掛けします。また、飛び火の危険があるため、消防署からの勧告を受け固く禁じられておりますので、ご協力の程お願い申し上げます。
➤基本的に受け付けておりますのは、御札・御守り・注連縄(しめなわ)のみとなります。
※受付不可:陶器製・金属製の燃えないもの、ぬいぐるみ・達磨・人形類、お寺で授与されたもの等。
➤神棚と雛人形については、社務所に申し出ていただき、お祓いのご祈祷を行ったもののみ受け付けております。
※ご祈祷は要予約、五千円からのお志。
上記の注意事項に抵触するものについては、ご持参いただいても受付いたしかねますので、ご了承くださいませ。
ご不安な点、ご不明な点がある場合には、あらかじめ社務所(03-3782-2615)までお問い合わせください。
どのようなものにおいても共通して言えることですが、何かを手放す際には、それに対する感謝の気持ちを忘れないことが大切です。
一年間お守りくださった御札や御守りを手放すときにも、まず御神前へお詣りしていただき、神様へ感謝をお伝えいただければと存じます。
師走の大祓について
12月28日に斎行される「師走(年越)の大祓」は、誰しも日々の中で心身に背負ってしまった「罪穢れ」を、神様のお力で祓い清めていただく神事です。
一年を上半期と下半期に分け、6月末には「夏越の大祓」、12月末には「師走の大祓」を行います。
師走の大祓は特に、年を越す前の大きな節目となりますので、ご家族の皆様で「形代(かたしろ)」の祓い清めを行いましょう。
社頭(ご本殿前のお賽銭箱横)にも、すでに「形代(かたしろ)」を置かせていただいております。
※ご家族で枚数が足りない場合や、社頭になくなっていた場合は、お手数ですが左手奥にございます社務所までお申し出ください。
祓い清めの方法は、下記の手順で行ってください。
①袋の中から、お一人一枚ずつ人形の紙を取り出し、そこに自分のお名前と生年月日を書きます。
②お身体(特に悪い部分や気になる部分)を、「祓い給(たま)い、清め給い」と唱えながら形代で満遍なく撫でてください。
③最後に、祓い清めを祈念しながら三回息を吹きかけて、自身の罪穢れを形代に移しましょう。
ご家族の分をまとめて袋に入れていただき、1,000円よりお気持ちで御初穂料を添え、社務所にお持ちください。
撤下の品をお渡しいたします。
結びに
誰しも人生には、良いと思える事と悪いと思える事が、代わる代わるやってくるものです。
その一年がどんな年になろうとも、同じ状況がずっと続くことの方が、珍しいのではないでしょうか。
良い時には心驕ることなく、悪い時には心腐ることなく、神様のお導きを信頼して進むことが肝要かと存じます。
どうぞ素直な気持ちを忘れることなく、神様へ感謝しながら日々を過ごしていただき、来年も希望を持って年明けを迎えていただければ幸いです。
皆様お忙しい師走の時期ですが、年末年始はぜひ神社にご参拝いただき、来年も大神様のご加護多き一年となりますよう、お祈りいただければ幸いです。
三谷八幡神社 社務所
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