【夏越大祓】茅の輪くぐりのお知らせ

日頃より、三谷八幡神社への崇敬を賜りまして、誠にありがとうございます。


先日の記事で予告しておりました通り、令和3年6月28日(月)に斎行される「夏越大祓」の神事を前にして、境内にはいよいよ、皆様がくぐれる大きさの「茅の輪」が設置されました。

当社にはいつも、お若い方からご年配の方に至るまで足繫くご参拝くださっておりますが、本日は外から茅の輪の姿を見つけてなのか、特に多くの方にお運びいただいていたように感じました。

茅の輪の前にはこのような看板とご説明の紙を用意しまして、「茅の輪くぐり」の意味や手順、唱え詞(ことば)のご案内をしております。

初めての方でも、くぐり方の看板を見てから「唱え詞」の紙を一枚お取りいただき、それを見ながら唱え言葉と共に茅の輪くぐりを行うことで、疫病退散の祈りを込めた心身の祓い浄めができるようになっています。


境内ではさっそく、少年たちが連れ立って、一生懸命「唱え詞」の紙を見ながら茅の輪くぐりをしている光景があり、微笑ましく見ておりました。

日本に古くから伝わるこういった文化は、なかなか学校の授業で教わるものではないかと思いますが、彼らが暮らす地域の中で自然に興味を持ち、「やってみよう!」と積極的に触れてくれるのは嬉しいものです。

もちろん、最初からすべての意味を理解することは難しくとも、素直な気持ちで小さな実践を繰り返してゆくことで、神様との繋がりを深めてゆけるのではないでしょうか。

私たちの目には見えない「神様」を、畏敬と感謝の念をもってお祀りする神社は、そういった「心の体験」を積み重ねることができる場所でありたいと願っております。


なお、6月28日(月)17時の大祓までは、引き続き皆様の「形代(かたしろ)」を受け付けております。(※詳しくは、下記の画像かこちらの記事をご確認ください)

この半年間で心身に降り積もった「罪穢れ」を形代に移し、また清々しい心と体で次の半年を過ごすことができますよう、ご家族皆様でぜひご参加いただけますと幸いです。

なお、当日17時からの大祓神事では、宮司を先頭に皆様で「唱え詞」を奏上しながら、順に茅の輪くぐりを行う場面もございます。

28日までの間になかなか足を運べないという方は、当日ご参列いただく形でも、もちろん構いません。

どなたさまも、お気軽にご参加いただければと思います。

未だコロナ禍に見舞われる世の中には、なかなか心落ち着かないような話題が散見しております。

しかし、どれほど荒んだ世の中であろうとも、己の心はそれに振り回されることなく、美しく磨き続けながら生きてゆかねばなりません。

そのためには、折に触れて神様の前に立ち、自らの心を照らし合わせてみることが大切なのではないでしょうか。


当社のような地域の神社は、そこで生活を営む皆様の心の拠り所であり続けられるよう、職員一同これからもこの場所を守り神明奉仕をしてまいりたいと思います。

引き続き、皆様の変わらぬ崇敬をお寄せいただきますよう、心よりお願い申し上げます。


三谷八幡神社 社務所

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