令和6年上半期の祭典のご報告
日頃より、三谷八幡神社への崇敬を賜りまして、誠にありがとうございます。
しばらくの間、公式サイトでのお知らせが滞ってしまっており、大変お待たせいたしました。
引き続き粛々と行ってまいりました三谷八幡神社における祭典の様子を、お写真で振り返りながらご報告申し上げます。
➤令和6年2月17日 祈年祭
祈年祭(きねんさい)は「としごいのまつり」とも言われており、五穀豊穣をはじめとする今年一年のさまざまな「実り」を神様へ乞い願うお祭です。
伊勢神宮をはじめとする全国各地の神社において、実りを乞い願う「祈年祭」と実りに感謝する「新嘗祭」(11月23日)は対となっていて、特に重儀なお祭り(※大中小でいうところの「大祭(たいさい)」)と位置付けられております。
農業においてはもちろん、商売や事業の発展、積み重ねてきた努力が実を結ぶということから、どなたにとっても大切な意味を持って捉えることができます。
当日はご本殿の御扉が開かれ、神職による雅楽の奉奏もあり、ご参列の皆様のお陰さまで大変厳かな祭典となりました。
➤令和6年3月19日 稲荷神社例大祭
三谷八幡神社の境内社である稲荷神社は、京都の伏見稲荷大社より御分霊をお迎えしております。
当社では例年、新旧の初午の日にそれぞれ、年二回の祭典(新暦の初午の日には「初午祭」、旧暦の初午の日には「例大祭」)を斎行しております。
こちらの神社には「お稲荷様」と呼ばれて親しまれている「宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)」をはじめ、その他にも「稲荷五社大明神」と称え奉る、私たちの暮らしを見守り導いてくださるさまざまな神様がお祀りされています。
御本殿と共に、こちらの神社にも日頃よりご参拝の方が多く、職員一同、皆様の篤信に心より感謝申し上げます。
➤令和6年4月16日 福禄寿・大黒天ご鎮座奉祝一年祭
当神社の左奥には、皆様のあたたかなご奉賛によって昨年の4月16日に福禄寿様と大黒天様がお遷りになる祠ができあがり、ちょうど一年後にあたる令和6年4月16日には、ご鎮座一年奉祝祭を斎行いたしました。
こちらの祭典は宮司が粛々とご奉仕申し上げ、氏子総代会や崇敬者の方々には、境内にてお知らせという形でご報告申し上げた次第でございます。
引き続き、来年以降も同じ日に奉祝祭を斎行してまいりたいと思います。
皆様にも、ご本殿や稲荷神社のご参拝とともに、変わらぬ崇敬をお寄せいただきますようお願い申し上げます。
➤令和6年5月7日 春祭
春祭とは、今年の農作業の仕事始め(田植えなど)を前に、神様からの恩恵を受けて作物がよく育ち、豊かな実りを授かることができるようお祈りするお祭りです。
今年も、当社神職による「浦安舞」を御神前に奉納し、神様の御心を和ませる華やかな舞とともに、春の祈りをお届けしました。
結びに
三谷八幡神社では、今年も端午の節句を前に華やかな鯉のぼりを空高く揚げ、青空を元気よく鯉のぼりたちが泳ぐ姿を見ることができました。
コロナ渦も明けてしばらく経ちますが、世界情勢の不安や経済的な問題などによって、日々の暮らしに悩みを抱えておられる方も少なくないことと思います。
しかし、世の中や世間の様相が不安定で暗いときこそ、大切になってくるのが己の心を支える精神となるのではないでしょうか。
神社で神様に向かって真摯に祈るひとときは、繰り返すほどに皆様の心や魂を透明にしてくれることでしょう。
神様にすがるというよりも、神様を信頼しながら、自分自身の心と魂で物事を乗り越えていくことができるよう、ぜひあたたかなお導きや見守りをお願いしてみてください。
きっとさまざまな形で、皆様の心に届くものがあるはずです。
来る令和6月28日には、今年の上半期を締めくくる夏越の大祓という大切な神事もございます。
また改めて、その内容に関する告知をさせていただければと存じます。
引き続き、よろしくお願い申し上げます。
三谷八幡神社 社務所
0コメント