令和6年 夏越大祓神事のご報告
日頃より、三谷八幡神社への崇敬を賜りまして、誠にありがとうございます。
今年も下半期に突入し、早くもここ数日厳しい猛暑が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
この暑さでは、長時間屋外にいることもままならないところですが、通勤・通学に買い物や子育てなど、さまざまなご用事でお外に出なくてはならない方も多いのではないでしょうか。
どなたさまもご無理なさらず、体を第一にお過ごしください。
さて、今回の記事では、令和6年6月28日(金)に行われた「夏越大祓神事」の様子をご報告申し上げます。
今年の夏越大祓神事は、あいにく朝から降り続く雨模様の中ではありましたが、大変多くの皆様にご参列いただきましたこと、心より御礼申し上げます。
雨は朝から強く降ったり、小雨になったりの繰り返しで、祭典前も激しい雨によって境内の足元は一部が川のようになっておりました。
急遽、茅の輪くぐりの道行きには道板の設営を行いましたが、ご参列の皆様が茅の輪をくぐる際には小雨に落ち着き傘をささずに茅の輪をくぐる方も見受けられ、まさに清めの雨となりました。
改めまして、「夏越大祓」という祭典は、この半年間で私たちの心身にいつの間にか降り積もった「罪穢れ」を、神様の御力で綺麗に祓い清めていただく神事です。
「罪穢れ」というものは、誰もが生きる中で重ねてしまう罪の数々や、気持ちの迷いや曇りなどといった精神的な不浄(氣枯れ=穢れ)を言います。
祭典を行う神職自身はもちろん、神様へのお供え物やお集まりの皆様の身心もお祓いしてから、「大祓詞」を唱えて祓い清めを行いました。
また、今年も皆様からお預かりしておりました「形代」(※名前と生年月日を書いて、罪穢れを移していただいた人形の紙)につきましても、神事の中で丁寧に祓い清めております。
形代をお預けしてくださる方は年々増えており、こうして毎年の恒例行事として、ご家族の中に祓い清めの習慣が根付いていくのは大切なことなのではないでしょうか。
人は生きる中で、何度でも気持ちを新たに前を向いて進んでいかなくてはならないものですが、そのきっかけのひとつとしても、この「夏越大祓神事」が神社の御祭神と皆様の暮らしを結ぶものとなれば幸いです。
この三谷八幡神社がこれからも多くの方にとって、神様の存在を身近に感じ、心安らぐ場所として在り続けることができるよう、私たちも日々の祭祀一つひとつを積み重ねてまいりたいと思います。
夏は始まったばかり。
まだまだ暑い日々が続くと思いますが、熱中症には十分にご配慮いただきながら、お詣りをいただければ幸いです。
皆様のご参拝を、心よりお待ちしております。
三谷八幡神社 社務所
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