年末年始のご報告(令和7年お正月)
令和7年、明けましておめでとうございます。
日頃より、三谷八幡神社への崇敬を賜りまして、誠にありがとうございます。
今回の年末年始は寒さも厳しい中でしたが、大変多くの方にご参拝をいただき、境内の賑やかな様子が印象的でした。
この記事では、年末から年始にかけて行われた、神事の様子をご報告いたします。
令和6年 師走の大祓
令和6年の12月28日(土)の午後5時からは、今回も無事に「師走(年越)の大祓」を斎行いたしました。
「大祓」は年に2回、6月末と12月末にございますが、これは私たちが生きる中で気づかぬうちに背負ってしまった「罪穢れ」を、神様の御力によって祓い清めていただく神事です。
半年ごとに行う、魂や心の大掃除、とも言えるかもしれません。
この神事では、御神前で「大祓詞(おおはらえことば)」という祝詞を奏上した後、宮司がこの地域一帯の四方を祓い清めます。
また、皆様からお預かりしておりました「罪穢れ」を移した形代(かたしろ)も、神職が丁寧にお祓いいたしました。
令和6年 古札焼納祭・除夜祭
大晦日の12月31日(火)には、午後10時より皆様からお納めいただいたお札や御守りなどをお焚き上げする「古札焼納祭」、続いて午後11時より1年を締めくくる最後の神事「除夜祭」を斎行いたしました。
いずれにおいても、三谷八幡神社の大神様へ、令和6年のご加護とお導きに対する感謝をお伝えいたしました。
古札焼納祭は、夜遅くまで多くの氏子総代会の皆様がご協力くださいまして、おかげさまでつつがなく奉仕することができました。
本年も細やかな分別をお願いし、古札納所を厳重に管理しておりましたため、お焚き上げは煙や煤も少なく安全に済ませることができました。
お一人おひとりのご協力とお力添えに、心より感謝申し上げます。
今年も大晦日の夜にはお神輿が元気に街を練り歩き、担ぎ手の皆様の笑顔と活気に、神様も氏子地域全体へ御神威を注がれたことでしょう。
令和6年も、三谷八幡神社は日頃より崇敬してくださる多くの方に支えられ、あたたかな応援とご参拝をいただきながら、神社を護り祭典を行ってゆくことができました。
改めまして、皆様の崇敬に深く御礼申し上げます。
令和7年 歳旦祭
令和7年の元日は、穏やかでまばゆい朝を迎え、11時より歳旦祭を斎行いたしました。
今年一年、神様からのあたたかなお導きを祈る祝詞を奏上し、ご神前に巫女が神楽『浦安(うらやす)の舞』を奉奏いたしました。
「浦安」という言葉は、「浦」が「こころ」で「安」が「安らぎ」を意味しています。
この日本が波風のない朝の海のように穏やかな世の中であるよう、神様へお祈りしましょう――という、平和への想いが込められた舞です。
本年も皆様にとっての一日一日が、神様からの尊いご加護とお導きによって幸多きものとなりますように。
与えられた日々を大切にしながら、「感謝」と「祈り」の心を持って過ごしてまいりましょう。
門松どんと焼祭のご案内
今後は、来たる令和7年1月15日(水)に、下記の祭典を予定しております。
➤1月15日(水)午後2時 門松どんと焼祭
祭典の開始時間までにお納めいただいた、御札や御守り、お正月飾りなどを境内でお焚き上げいたします。
屋外での祭典となりますので、境内にお集まりいただければ、どなたさまもご参列いただけます。
お焚き上げする古札(御札や御守り)、また松飾りやしめ縄など、お正月飾りのお納め受付はこちらの祭典の開始時間までとし、それ以降は一切お預かりいたしかねますので、あらかじめご了承ください。
※当神社で頒布した授与品につきましては、お申し出いただければお納め可能です。
古札納所については、重ねてのご連絡となりますが、下記に注意事項を再掲いたします。
今一度お読みいただき、神様へ失礼のないよう大切にお戻しいただきますようお願い申し上げます。
古札納所 注意事項【厳守】
➤包装は、必ずお持ち帰りください。
※紙袋・ビニール袋・包装紙・新聞紙・封筒などは、お焚き上げの際に風で舞い上がり、近隣に大変ご迷惑をお掛けします。また、飛び火の危険があるため、消防署からの勧告を受け固く禁じられておりますので、ご協力の程お願い申し上げます。
➤基本的に受け付けておりますのは、御札・御守り・注連縄(しめなわ)のみとなります。
※受付不可:陶器製・金属製の燃えないもの、ぬいぐるみ・達磨・人形類、お寺で授与されたもの等。
➤神棚と雛人形については、社務所に申し出ていただき、お祓いのご祈祷を行ったもののみ受け付けております。
※ご祈祷は要予約、五千円からのお志。
上記の注意事項に抵触するものについては、ご持参いただいても受付いたしかねますので、ご了承ください。
時折、お焚き上げを行う場所(土の上)に、無断で御札や御守りを放置して帰られる方がいらっしゃるようです。
これは神職によってまだ御霊を抜いておらず、神様に御力をお返ししていない状態ですから、大変失礼なことにあたりますので絶対におやめください。
お焚き上げを行うものは、一般的なゴミとはまったく異なるもので、皆様が一年間お世話になった神様からの授かりものです。
手放すときは、まず御神前へお詣りしていただき、指定の場所に正しくお納めいただくことが、神様へ感謝をお伝えする最大限の礼儀となります。
ご不安な点、ご不明な点がある場合には、あらかじめ社務所(03-3782-2615)までお問い合わせいただきますようお願い申し上げます。
今後の祭典のご案内
【令和7年(2025年)】
➤2月2日(日)午前11時 節分祭・追儺神事(豆撒き)
➤2月6日(木)正午 初午祭
➤2月17日(月)午前11時 祈年祭
➤3月2日(日)正午 稲荷神社例大祭
結びに
「十干」と「十二支」を掛け合わせ、60年で一周する十干十二支という暦において、令和7年は「乙巳(きのとみ)」の年です。
「乙(きのと)」は、春の初めに草木の芽が顔を出す様子を表し、曲がりくねった文字が象徴するように紆余曲折をたどりながらも、古い因習を断ち切って前へと進もうとする強い気持ちが大切と言われております。
「巳(み)」は、滞っていることや良くないことを一掃し、思い切って変革の一歩を進めてゆく力と意志が求められる年です。
本年も、武蔵小山・氏子地域を見守ってくださる三谷八幡神社の神様へ、折々にご参拝いただき、それぞれに神様との「御神縁」を深めていただければ幸いです。
私たち神社職員も、清浄で心地よい神社の空間を守っていくことができるよう、この一年間も心を込めてご奉仕してまいります。
本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。
三谷八幡神社 社務所
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