令和7年 門松どんと焼祭のご報告と今後の祭典のご案内

日頃より、三谷八幡神社への崇敬を賜りまして、誠にありがとうございます。


少しずつ、日中は寒さの和らぐ日が出てきまして、木の芽や花の蕾がふんわりと膨らんでいるのを見つけますと、より春が待ち遠しく感じられるこの頃です。


そんな中、おかげさまで本年も無事に、1月15日の門松どんと焼祭を終えることができました。


今回の記事では、過日行われました祭典とお焚き上げのご報告と、今後に斎行を予定している祭典のご案内をさせていただきます。



門松どんと焼祭のご報告

令和7年1月15日は、比較的暖かいお日和に恵まれ、屋外にいても穏やかに過ごせる一日となりました。


平日であったにもかかわらず、多くの氏子崇敬者の皆様にお集まりいただきましたこと、大変ありがたく存じます。


予定通り午前11時より祭典を開始いたしまして、お祓いの後に「降神(こうしん)の儀」を行い、大神様に屋外の神籬(ひもろぎ)へとお越しいただきました。

そして宮司より、私たちが神様から授かりお世話になった授与品の数々に対して御礼を申し上げるとともに、そこに宿った御力を神様へとお返しする祝詞を奏上いたしました。


御札も御守りも、そこには神様から授かった御力が宿っております。


またお正月飾りも、年神様をお迎えするために、皆様がそれぞれご用意いただいた大切な物。


役目を終えた物たちはゴミと認識するのではなく、神様に失礼の無いよう宿っていた御力をお戻しし、きちんとした形で始末をつけることが大切なのではないでしょうか。


どんと焼きとは、私たちから神様への「感謝の祈りを込めた炎」なのです。

お焚き上げをする前のすべての物には、お酒とお塩で祓い清めを行います。


どんと焼きの際には、本年も多くの氏子総代会の皆様がお手伝いくださり、おかげさまでつつがなく、すべての授与品を炎の中へ送り届けることができました。


大仕事をご奉仕くださいまして、誠にありがとうございます。

今年も多くのお正月飾りや授与品などが集まりましたが、お納めいただいたものの仕分けを日々細かく行い、皆様にも包み紙やビニールなどのお持ち帰りをご協力いただきましたため、無事にお焚き上げの炎を燃やし鎮めることができました。


また、神事の様子は近隣のお子様も興味深く見に来てくださっており、幼い頃からこういった日本の文化に触れていただくことの大切さを、しみじみと感じる光景でした。


ご参拝、ご参列をいただいた皆様にも、心より御礼申し上げます。

「どんと焼き」は、この季節に火を取り扱う行事ですから、安全面には全力で配慮して行わなければなりません。


お近くの消防署からも、お忙しいなか、消防署署長様はじめ署員の方々に神事の安全を見守っていただきましたこと、厚く御礼申し上げます。


神社の隣には消防車も控えてくださり、安心して炎を見守ることができました。

氏子地域の皆様や崇敬者の方々におかれましては、引き続き当社の御祭神へ篤い崇敬をお寄せいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。



2月以降の予定

【令和7年(2025年)】

➤2月2日(日)午前11時 節分祭・追儺神事(豆撒き)

➤2月6日(木)正午 初午祭

➤2月17日(月)午前11時 祈年祭

➤3月2日(日)正午 稲荷神社例大祭



2月2日 節分祭について

➤2月2日(日)午前11時 節分祭・追儺神事(豆撒き)


節分祭とは、皆様もご存知「節分」に神社で行う神事で、疫病退散・除災招福・家内安全の祈りを神様へ届ける祭典です。


旧暦の新年とも言い換えられる「立春」を前に、季節の分かれ目となる節分の日、疫病や災厄を祓い清める意味が込められています。


節分の豆は「魔を滅する」と言われており、神社の境内にも豆打(豆まき)を行います。


災厄の象徴とされる「鬼」を追い払って「福」を招くことができるように、人々の祈りを神様へと届けます。



2月6日 初午祭について

➤2月6日(木)正午 初午祭


初午祭とは、2月の初めに巡ってくる「午(うま)の日」に全国各地の稲荷社で行われる、稲荷神(いなりのかみ)という神様にまつわるお祀りのこと。


稲荷神は宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)や、倉稲魂命(うかのみたまのみこと)といった別名もあり、「稲が生(な)る」という言葉が訛って「稲荷」になったと伝えられるように、稲の精霊(稲霊・穀霊)が神格化した存在を言います。


初午祭では、稲荷神の御神徳にちなんで、五穀豊穣・商売繁盛・家運隆昌の祈りを捧げます。


稲荷社の御扉が開扉され、参拝することが叶う貴重な機会でもありますので、ぜひお詣りいただければ幸いです。



2月17日 祈年祭について

➤2月17日(月)午前11時 祈年祭


祈年祭とは、11月23日に行われる秋の新嘗祭(にいなめさい)の対となる重要な神事で、五穀豊穣・諸産業発達・家運隆昌をお祈りする祭典です。


今年一年が、それぞれの方にとって「実り」多き年になりますよう、神様へお祈りしましょう。


この祭典も、ご本殿の御扉が開かれる「大祭」でございますので、神様の存在をより身近に感じていただければ幸いです。



3月2日 稲荷神社大祭について

➤3月2日(日)正午 稲荷神社例大祭


稲荷神社大祭とは、御祭神である宇迦之御魂神(うがのみたまのかみ)の御神徳にあやかり、五穀豊穣・商売繁盛・家運隆昌を祈念する祭典です。


ご神名の「宇迦」は「ウケ」と言って「食物」を意味し、特に稲(命の根、稲霊)のことを指している、穀物・食物の神様です。


五穀豊穣はもとより、商売繁盛や諸産業・家運の発展隆昌など、私たちの暮らしにおける衣食住の豊かさを守り導いてくださいます。


稲荷神社大祭の日にご参拝の際には、ぜひ日頃の感謝をお伝えいただき、大神様のご縁日をご一緒にお祝いいただければ幸いです。



結びに

節分も過ぎますと、いよいよ「立春」――暦の上でも、待ちに待った春がやってきます。


年末年始の慌ただしさを越えたこの季節、気持ちも新たに、本格的に動き出したいという方も多いのではないでしょうか。


年回りによっては、厄年を迎えられている方もいらっしゃるかと存じます。


厄除け・厄祓いのご祈祷も、随時ご予約を承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。


三谷八幡神社の厄除け・厄祓いのご祈祷につきましては、こちらのご案内記事をご覧いただければ幸いです。


皆様のご参拝を、心よりお待ち申し上げております。



三谷八幡神社 社務所

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